浅学菲才の嘆息

保坂正康さんの「昭和史の急所 」を読んで(2)突然始まる戦争などない

 

北朝鮮脅威論を主張するみなさんへ

 

 「突然敵”が日本に攻めてきたらどうしますか」という素朴な戸締まり論の質問を講演のあとに受けることが増えました(略)

 意味がないし、人を愚弄(ぐろう)しています。平時から戦争への移行は、大使の召還や国交断絶など10段階以上ものプロセスを経るわけです。近代以降の歴史をひもとけば、いきなり「戦争」になることがないのは自明です。

週刊金曜日』2018.1.19(12)(鎌田慧さんとの対談で)

 

保阪正康さん

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BF%9D%E9%98%AA%E6%AD%A3%E5%BA%B7

 

保坂正康:昭和史の急所.朝日新聞出版,2019(5月30日第1刷発行)

 

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