浅学菲才の嘆息

映画鑑賞

映画「こんにちは、母さん」を鑑賞して

映画「こんにちは、母さん」を鑑賞した。冒頭、東京駅や東京スカイツリーなど超近代化した風景と対照的な、下町の風情が今も息づいている東京を巨匠が見せる。 各キャストの心情、喜怒哀楽、ときめきと落胆、山田監督らしい人間味を前面に押し出した展開に、…

映画「福田村事件」を鑑賞して

2023年9月1日は関東大震災から100年。新聞やニュースで、様々な記事が紹介されているが、2023年9月4日にNHKで放映された映像の世紀バタフライエフェクト「関東大震災ー復興から太平洋戦争への18年」では、関東大震災当時の時代背景、震災の悲惨さ、そして…

映画「君たちはどう生きるか」を鑑賞して

映画「君たちはどう生きるか」を鑑賞した。過去の宮崎駿のアニメや映画、スタジオジブリ作品の一コマ一コマが走馬灯の様に小気味よく流れると感じたのは私だけか。 静と動、柔と剛、陰と陽、明と暗、に引き込まれ、展開が予想できずに引き込まれ、あっという…

映画「ラーゲより愛を込めて」を鑑賞して

近現代史を学ぶ者として、シベリア抑留を題材にした本作「ラーゲより愛を込めて」を鑑賞した。 田舎の映画館にもかかわらず、日曜日の朝一番の上映ながら、200人程度収容の劇場の半分くらいが埋まっていて、なかなかの人気映画だと理解した。それは、純愛ド…

映画「ザリガニの鳴くところ」を観賞して

原作「ザリガニの鳴くところ」が非常に良い作品で、特に和訳が丁寧・適切で感動したこともあり、11月18日(金)上映開始を楽しみに待っていて、出張明けの11月20日(日)に映画鑑賞にでかけました。 小説だから良いところ、映像になるから良いところ、両建て…

映画「1917 命をかけた伝令」を鑑賞して

新型コロナウイルスが騒がれはじめた2020年2月中旬、上映開始と同時に鑑賞した。 今思えば、ぎりぎりの選択だったのだと我ながら反省しきりである。浅才非学ではあるが、インフルエンザの感染期でもあったため、手洗い、手指消毒、マスク着用と感染予防策を…

映画『7つの会議』を鑑賞して

映画『7つの会議』を鑑賞して ヒット作を連発している原作の池井戸潤さんの原作を、福澤克維監督が、見事に編み上げた作品で、ハラハラ・ドキドキの連続であった。 企業内の、ねつ造、隠蔽、改ざん、裏切り、など、余すことなく表現し、しかし、一方で友情…