浅学菲才の嘆息

映画「こんにちは、母さん」を鑑賞して

 映画「こんにちは、母さん」を鑑賞した。冒頭、東京駅や東京スカイツリーなど超近代化した風景と対照的な、下町の風情が今も息づいている東京を巨匠が見せる。

 各キャストの心情、喜怒哀楽、ときめきと落胆、山田監督らしい人間味を前面に押し出した展開に、声を出して笑い、落涙するシーンは少なくない。社会の中での人間の営みや価値観、何が幸せなのだろうか、諸処考えさせられる作品となった。

 どうしても寅さんや山田作品を思い出してしまうシーンの数々に感慨深い思いに包まれて。

 

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