浅学菲才の嘆息

北野武の「新しい道徳」について

北野武の「新しい道徳」2015年9月10日、株式会社幻冬舎

ISBN978-4-344-02815-9

13.子どもに喧嘩をしちゃいけないと教えるなら、大人だっていかなる理由があろうと戦争をしちゃいけない。

 

~前略~

「隣の席のヤツがナイフを持っているので、僕も自分の身を守るために学校にナイフを持ってきていいですか」って生徒が質問したとして、「それは仕方がないですね」と答える教師はいるだろうか。いるわけがない。

だとしたら、隣の国が軍備拡張したらって、我が国も軍備を増強しようっていう政策は、道徳的に正しくないということになる。いかなる理由があっても喧嘩をしてはいけないと子どもに教えるなら、いかなる理由があろうと戦争は許されないってことになる。

~後略~

 

北野武の「新しい道徳」に、まず賛意を示したいと思います。そして、言い換えれば、北朝鮮からの軍事的挑発を受けようが、日本が軍備を増強することにはならないと解釈できると思います。但し、北朝鮮が今後も原水爆実験を続けることは、国際社会からの孤立が一層進むことになると思います。歴史が証明している非人道的破壊兵器は速やかに廃止すべきです。それが、「国際社会で名誉ある地位を占める」ことにつながる事でしょう。日本国憲法の前文に宣誓してる日本国も辿ってきた道です。

 

 

新しい道徳

新しい道徳